大船渡市議会 2021-03-03 03月03日-03号
このことから、市におきましては、平成28年4月に自然電力株式会社との間で締結した土地賃貸借契約を解約して、現在の事業主体である岩手三陸太陽光発電合同会社との間で、令和2年12月17日付で新たに停止条件つきの土地賃貸借契約などを締結し、その後事業者におきまして、東北経済産業局への事業計画の変更認定申請を行ったと伺っております。
このことから、市におきましては、平成28年4月に自然電力株式会社との間で締結した土地賃貸借契約を解約して、現在の事業主体である岩手三陸太陽光発電合同会社との間で、令和2年12月17日付で新たに停止条件つきの土地賃貸借契約などを締結し、その後事業者におきまして、東北経済産業局への事業計画の変更認定申請を行ったと伺っております。
この事業を推進できるかどうかは、事業者である自然電力株式会社が提出した計画変更に経産省がどのような裁定を下すかにかかっているようです。ゴーサインが出ることを期待しながら、1点について伺います。 今議会の一般質問でも、さきの質問者から、この吉浜での太陽光発電の住民の理解について取り上げられていましたが、私もこの住民の理解を無視できないと思っています。
◎市長(戸田公明君) まず、住民の同意なのですけれども、当初住民の地域代表者と自然電力さんとの間では同意書が交わされていました。どういう同意書かといいますと、官庁への手続を進めていいと。ただし、工事着工の前には住民の皆様に説明をして、そして御理解をいただくことというような内容だったのです。すなわち着工前の説明会をやってくださいよという同意だった。
当市がこの事業の実施に当たって、自然電力株式会社に土地の賃貸証明書を発行したのが平成26年の2月です。それから自然電力では、吉浜地区公民館と部落会長、漁業協同組合に説明をして、同意書に署名捺印をもらったのが平成28年。その後で計画変更があり、2回目の事業の説明と同意書への署名をもらい受けたのが平成30年の5月です。そして、それから住民説明会という形で、私たちの前に示されたのが去年の9月1日でした。
平成30年の4月12日に自然電力様から岩手三陸太陽光発電合同会社に事業が移行されました。 私は、合同会社というものをインターネットなるもので調べましたが、出資者イコール経営者ということで、どんなに赤字が出ても有限責任、結局出資した分のみだそうです。そして、利益の配分は自由、決算の公表義務はない、登録免許税も6万円あればできる、定款の許認可も不要ということでございました。
自然電力と吉浜の部落会長との同意書に、工事着工に当たっては住民への説明を行って承諾を得ることという条件が付されていたはずですが、何度も言いますが、住民の承諾なしに工事に入るというようなことがあってはなりません。
また、市と直接関わりませんが、事業者の自然電力株式会社と地元吉浜の公民館長及び9つの部落会長が荒金山と追加する大窪山について2度にわたって取り交わした同意書には、工事着手に当たっては自然電力株式会社、事業者が地域住民へ説明を行い、吉浜地域各部落会の承諾を得るとあります。つまり工事の着手には全ての部落の承諾が必要ということです。ここにその同意書のコピーがあります。市も御存じだと思います。
幾つかの問題点の中で決定的なものを例示いたしますが、この署名の最後のほうの趣意書の最後のほうのくだりで、大船渡市が自然電力に出した賃貸証明書には第三者に損害を与えた場合の補償は自然電力において行い、当市は一切の責任を負わないとなっております。こんな無責任な計画を絶対に許すわけにはいきませんと結んでございます。
吉浜地区における太陽光発電事業について、この事業主体であります自然電力株式会社では、先月この事業の着手に当たって、吉浜の住民の同意を得るために、地区内9つの集落を回って説明会を持ってきました。ここには、土地を提供する側の市のほうからも、市長初め担当課の職員も同行し、市の考え方についての説明もありました。私も根白地域での説明会に参加しましたが、説明は丁寧で、内容もよく理解できました。
吉浜の山の表土は、花崗岩が風化した真砂土だと事業者、自然電力の会社の方から聞きました。雨が降ったらとろとろになる厄介な土で、どこまでも流れ出します。三陸道吉浜インターの工事でも雨で真砂土が流れ、下の国道45号線を越えて、元千葉組の事務所のほうまで流れました。以前吉浜中学校の敷地の造成工事でも吉浜湾に土砂が流れ出て、ホタテが死んだと地元の漁師から聞きました。
吉浜地区における太陽光発電事業についてですが、9月1日にこのメガソーラー設置の件について、吉浜地区では自然電力株式会社の説明会がありました。この場には、自然電力株式会社から代表者のほかに設計者や工事の担当者の方々、それぞれの専門家と思われる方々が出席して、自然電力株式会社の実績や吉浜での事業の概要、設置計画の全容など、丁寧な説明がされていました。